「ジキル博士とハイド氏」は1886年に出版された英国の怪奇小説。
いわゆる「二重人格(多重人格)」を世に広めた作品である。
「ジキル博士とハイド氏」ネタバレ
大柄な紳士ジキル博士は、小柄な殺人者ハイド氏であった。
ジキル博士は自分の中の善悪二面性を「善の人格」「悪の人格」に切り離すため研究をしており、薬によってその成功を見た。
善の人格ジキル←→悪の人格ハイド が誕生し、それぞれ薬を用いることで自由に行き来可能になったのだ。
ジキルであるとき、ハイドであるとき、それぞれ体格や容貌も変容する。
博士にとっては、薬を飲んでハイドとなり暴虐に身を委ねることは快楽的な行為であった。
しかしジキルであるときに良心が咎め、これではいけないと薬を断つが、やがて薬を飲まずとも勝手に変身するようになってしまう。
殺人犯として追い詰められたハイドは、自殺する。机にはジキルの遺書が残っており、そこでは全ての真相が語られていた。
lov3から登場。
lovでは「ジキル」と「ハイド」はそれぞれ別の使い魔として登場した。
lovでの設定では、医者であったジキルが事故死した恋人を甦らせるために外法に手を出し、
恋人の蘇生に自分の肉体(右腕)を用いたために恋人にはジキルの持っていた悪の部分が流入、
恋人は蘇生するも殺人鬼「ハイド」という別人格で復活、逃亡してしまう。
ジキルは自らに残った正義の感情に取り憑かれながら、逃亡したハイドを救済しようと夜のロンドンを彷徨う……
というお話。lov3内で一つの結末を迎えている。
原作での探偵役である弁護士、ゲイブリエル・ジョン・アターソンも使い魔として登場している。
ジキルはlov4ではアームズ・Jという名前で登場。ハイドはハイドとして登場。
一人称は改まっている時は「私」、そうでない時は「僕」のようだ。
サヴァスロではコードギアスコラボ使い魔『紅蓮弐式』のリンクカードとして登場。
フレーバーテキストによると、ハイドの事は認識していない・思い出せない模様。
原典のように殺害と治療を別人格の間にこなし、自分で自分を追い続けているようである。