サーヴァントオブスローンズ（サヴァスロ）攻略Wiki（非公式）

夜空を覆う雲が晴れる。
雲間から現れたのは、金色に照る上弦の月。
降る月影のもと、召喚の儀式は月の女神を呼び出した。
「私は月の女神アルテミス。
いや……それは兄が太陽の格を選ぶ際に、勝手に決めたこと。
元々は、ただの狩猟の神でありました。
月が万里を照らすように、私の矢は万里を射貫く。
か弱き亡国の王女よ。
私はあなたに寄り添う上弦の月となり、あなたの行く手の闇を払いましょう」

ロードよ。
先日は真面目な自己紹介をしてしまいましたが……
あなたが歳の近そうな女性でホッとしています。
なんというか私は、男性不信で……
偏執的で執拗な兄のせいなんだけど……
あとは、奔放すぎる主神のせいだったり……
え？
神様なのに歳が近いのかって？
月に年齢はないの。
だから、こ、こういうのは……気持ちの問題なの！

ロビン・フッド……大したものよ。
人の身でありながら、そんな強弓をひくなんて。
あなただって、矢を飛ばすだけなら遠くに飛ばせるでしょう？
そう、私は目がいいから、遠くまで狙いをつけられるだけ。
常に太陽は月を追ってくる。
太陽から逃げ続けるために、目ばかり良くなってしまったのよ。

……そこで、何をもじもじしているの？
「お、おおぅ！？　俺たちの女神様に話しかけられた！」
は、はぁ。俺たちの……？
「お、俺たちワーウルフは、あんた様のファンなんだ。
あんた様は、俺たちの太陽……いや、全然ちげえ。
俺たちのお月様なんだ！」
お月様……それは……そうだけど……
「だけど近寄りすぎると興奮して、どんな迷惑をかけるかわからねえ。
だからこうやって、物陰からこそっと、お姿を拝見してるだけでいいんだ……。
それにあんた様は、男が嫌いとも聞いてるし……」
確かに男性は苦手だけど……あなたたちは人狼……つまり、犬でしょう？
「犬！？」
うふふ……犬は好き。
こっちに来なさい、ポチたち。
私に、あなたたちの武勇伝を聞かせて。
――次の瞬間、ワーウルフたちは月の女神の足下に「おすわり」していた。
ちぎれんばかりに、尻尾を左右に振りながら。

ロードよ、あなたのおかげで今、月は満ちた。
満月の力を今、解放するわ！
……といっても、お気づきだと思うけど。
私の成長は……控え目よね。
そんな私をよく……よく見守って、鍛え続けてくれたわ。
この力があれば、兄だって退けられるかもしれない……
感謝しているわ。頼りにしているわ。ロード。
だから、そ……その……
あのさ……
お、お姉ちゃん、って……
呼んでも、いい……？

ギリシャ神話の月の女神。
元々は狩猟の神であったが、双子の兄アポロンと共にそれぞれ「太陽」と「月」の神格を与えられた。
人間の恋人ができるが、過保護な兄にたばかられ誤って射殺してしまう。
フレーバー中の
偏執的で執拗な兄＝アポロン
奔放な主神＝ゼウス
のことであろう。
ゼウスも原典から女性関係は派手で、妻のヘラからよく怒られて逃げ回っている。

lov1から登場している。
lovシリーズには兄アポロンも登場しており、過保護というレベルを超えて本格的にサイコなブラコン。そりゃ逃げる。
しかしロード（恐らくディアナ）と仲が深まった結果「お姉ちゃん」と呼びたがるあたり、実は兄と似たものであることを覗かせている。