二足で立ち、火を恐れぬ……それが人だと?
ふざけるでない。
ならば、我は人か? 人なわけはなかろう!
二足で立ち、火を恐れぬ者は人ならず……それは我、竜よ!
……だが、我も少しばかり興味を持った。
あえてそなたらの考えに従い、そなたらに問おう。
そなたら人は本当に「火を恐れぬ」存在なのか?
我が火炎の息をもって、その真偽を問うてくれよう!
ふざけるでない。
ならば、我は人か? 人なわけはなかろう!
二足で立ち、火を恐れぬ者は人ならず……それは我、竜よ!
……だが、我も少しばかり興味を持った。
あえてそなたらの考えに従い、そなたらに問おう。
そなたら人は本当に「火を恐れぬ」存在なのか?
我が火炎の息をもって、その真偽を問うてくれよう!
そこをゆく妖精よ、少しばかり我が頼みを聞いてくれぬか。
なに、取って食ったりはせん。
我は強きものとの戦いのみを望む、武に生きる竜。
戦意なきものを虐げるような、恥ずべき真似はせん。
……頼みというのは、腕に自信のあるものを誘うために、噂を広めてほしいのだ。
そうだな……
邪悪な火竜がここに金銀財宝を溜め込んでいる、という風に。
そうか、それでは人間しか集まらんか……
ではな……
その肉は最高の美味で一生かかっても食い切れぬほどだ、と付け加えよ。
ん? 自分で街に乗り込めばよいだと?
そんなことはせん。我が武威は辺り一帯を炎に変える。
後の強き戦士の種を焼くような愚かなことは、我が本意ではない。
……いや、もうすぐ、妻に子供が生まれるのだ。
強き父として、数々の伝説を我が子に贈りたい。
それが、闘竜の父というものであるからな!
なに、取って食ったりはせん。
我は強きものとの戦いのみを望む、武に生きる竜。
戦意なきものを虐げるような、恥ずべき真似はせん。
……頼みというのは、腕に自信のあるものを誘うために、噂を広めてほしいのだ。
そうだな……
邪悪な火竜がここに金銀財宝を溜め込んでいる、という風に。
そうか、それでは人間しか集まらんか……
ではな……
その肉は最高の美味で一生かかっても食い切れぬほどだ、と付け加えよ。
ん? 自分で街に乗り込めばよいだと?
そんなことはせん。我が武威は辺り一帯を炎に変える。
後の強き戦士の種を焼くような愚かなことは、我が本意ではない。
……いや、もうすぐ、妻に子供が生まれるのだ。
強き父として、数々の伝説を我が子に贈りたい。
それが、闘竜の父というものであるからな!
なに? また妻とのなれそめか?
妖精よ、そなたも好きだな……
なに? 以前よりもっと深く?
むうう……別にかわまぬが……
……なあ妖精よ、そなた、しっかり噂を広めておろうな?
他のことを広めてはおるまいな?
強者は全然尋ねてこず、増えるのは妖精ばかりなのだが……
早く?
むうう……
妻とは、種族こそ違えど幼なじみであった……
我が火をふけぬ頃、妻の首もまだ1本しかなかった頃から、我らはたびたび顔を合せる仲で……
妖精よ、そなたも好きだな……
なに? 以前よりもっと深く?
むうう……別にかわまぬが……
……なあ妖精よ、そなた、しっかり噂を広めておろうな?
他のことを広めてはおるまいな?
強者は全然尋ねてこず、増えるのは妖精ばかりなのだが……
早く?
むうう……
妻とは、種族こそ違えど幼なじみであった……
我が火をふけぬ頃、妻の首もまだ1本しかなかった頃から、我らはたびたび顔を合せる仲で……
ほう……妖精に頼み続けた甲斐があったか。
これは強者として名高い妖精王と、妖精女王どのではないか。
その速きこと疾風を超え、その幻惑のまばゆきこと世界を幻で覆う……
相手にとって不足なし。
二人がかりでかまわぬ! 我と戦え!
遠慮はいらぬぞ。我は岩を裂く爪と天を焦がす炎の二つでそなたらを……
え? そうではない?
な、なんと……そなたらも、我と妻のなれそめを聞きに来たと申すか!?
妖精というのは……
暇なのか!?
これは強者として名高い妖精王と、妖精女王どのではないか。
その速きこと疾風を超え、その幻惑のまばゆきこと世界を幻で覆う……
相手にとって不足なし。
二人がかりでかまわぬ! 我と戦え!
遠慮はいらぬぞ。我は岩を裂く爪と天を焦がす炎の二つでそなたらを……
え? そうではない?
な、なんと……そなたらも、我と妻のなれそめを聞きに来たと申すか!?
妖精というのは……
暇なのか!?
妖精王に妖精女王……なんだったのだあやつらは……
我と妻のなれそめを根掘り葉掘り聞けば、
「我らにもそのような、うぶな時があったねえ」
「ホホホホホ恥ずかしや恥ずかしや」
などと頬を赤らめて、月夜の中を踊りながら帰っていきおった……
しかしさすがに王座の者たち、最低限の筋は通してくれたか。
片っ端から神魔霊獣を従えているという「赤き瞳の戦士」が山の下を訪れていると。
聞けばその者自体も不死身というほどの強者らしい……
我が相手にとって不足なし。
今こそ山を降りるとき。
妻よ、子よ、風に聞け!
最強の闘竜の伝説こそ、我からの贈り物ぞ!
我と妻のなれそめを根掘り葉掘り聞けば、
「我らにもそのような、うぶな時があったねえ」
「ホホホホホ恥ずかしや恥ずかしや」
などと頬を赤らめて、月夜の中を踊りながら帰っていきおった……
しかしさすがに王座の者たち、最低限の筋は通してくれたか。
片っ端から神魔霊獣を従えているという「赤き瞳の戦士」が山の下を訪れていると。
聞けばその者自体も不死身というほどの強者らしい……
我が相手にとって不足なし。
今こそ山を降りるとき。
妻よ、子よ、風に聞け!
最強の闘竜の伝説こそ、我からの贈り物ぞ!
ザ・ファンタジー。火を吐くドラゴン、レッドドラゴン。
lovでは2のみ登場している。
lov2では、ストリーモードの敵として、ウォータードラゴンの次にプレイヤーに立ちはだかった。
三つ首の水竜ウォータードラゴンとは夫婦であり、ウォータードラゴンはすでに主人公に倒されていたが、
恨み辛みを述べることなく武人的性格で正々堂々と力比べを所望した。
二人の卵は人間により破壊されてしまったが、その唯一の生き残りがlov3に登場している。
サヴァスロではファイアドラゴンのみ参戦。
フレーバーテキストにはウォータードラゴンとのなれそめが語られている。
フレーバーに登場する妖精夫妻もまた、lov2と3に登場した妖精王オーベロン、妖精女王ティターニアであろう。
lovでは2のみ登場している。
lov2では、ストリーモードの敵として、ウォータードラゴンの次にプレイヤーに立ちはだかった。
三つ首の水竜ウォータードラゴンとは夫婦であり、ウォータードラゴンはすでに主人公に倒されていたが、
恨み辛みを述べることなく武人的性格で正々堂々と力比べを所望した。
二人の卵は人間により破壊されてしまったが、その唯一の生き残りがlov3に登場している。
サヴァスロではファイアドラゴンのみ参戦。
フレーバーテキストにはウォータードラゴンとのなれそめが語られている。
フレーバーに登場する妖精夫妻もまた、lov2と3に登場した妖精王オーベロン、妖精女王ティターニアであろう。
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