ふふふ……夢から夢を渡り歩いてついに辿り着いたぞ。
妾は赤の女王、ゲームの支配者よ!
赤き瞳を持つ者よ、妾とチェスで勝負をせい。
妾が勝てばお主の夢を「壊し」、その欠片をいただく。
妾が負ければ?
ゲームの支配者たる妾に、そんなことはありえぬが……
万が一そうとならば、もちろん褒美を与えよう。
そうじゃな……
褒美に、もう一度チェスで勝負をしてやろう!
ほうら、また妾の勝ちじゃ!
さあお楽しみの、恐怖と嘆きの夢砕き……
妾、大きくふりかぶって頭を〜……
って、そうじゃった。
お主、夢が無いんじゃった。
ダークアリスも難儀するわけじゃ。
まあ、だから妾を恐れずにチェスを差してくれるわけじゃが……
え? 妾だけ駒が固いのはずるい?
何を言っとるんじゃお主……
この駒らを練金するのに、妾がどれだけの魂を捧げてきたと思うておる。
初心者たるお主に手駒を与え、動かし方を手ほどきしただけでも、激甘じゃというのに。
駒が同じなら負けない?
むう……まあ、そういう試合形式があってもよいか。
どのみち、妾が負けるわけないし……
う、うむ……そこそこやるではないか……
いや、盤面はすでに妾が……圧倒的にまずい状況に……
ま、待て。妾にもう少し考えさせよ。
考えれば勝てる! だから待て!
お主も知っておろう……妾は時間さえかければ砦の一つ二つは無傷で取る! まさにゲームの支配者なるぞ!
そもそもじゃ、ゲームとは最善手を探る知の研ぎあい。
同じ場所に留まるためには全力で走り続けることこそ重要で……
え? 講釈はいい? 待ち時間が長い?
し、仕方なかろう!
ゲームとはそういうもの。お互いが交互に手番を消費して……
え? なんじゃと?
二人とも常に手番の、アルカナを使ったゲームを考えついた?
な、何を言い出しとるんじゃ、お主は……!?
ふ、ふおお!
このタフな獅子の駒を囮にして、後ろから射手の駒で射る!
その小粒は、火竜の駒で焼き払うぞ!
そしてお主の城に、加速した馬人駒の突進攻撃が……
電撃使いの駒で動きが止まった!?
そ、そういう風に使うのか、それは……!
あ、あっー! いつの間にか、妾の砦を聖女の駒が叩きまくっておる!
聖女ってそういうものか!? やめよ、あ、あーーっ!
うむ……面白い。面白いぞ、これは。
こんなにも息もつかせぬゲームは、まるで戦場ではないか。
いや、そうか。
そもそもゲームとは……
戦好きな王に、戦をやめさせるために発明され、贈られた物であった。
うむ……夢が膨らんできたぞ。
ふふふ……そうじゃな、敵の攻撃を受けてから動き出す強い駒や、溜め攻撃を行う駒なんてどうじゃ?
はっ……!?
ゲームの支配者にして夢の破壊者たる妾が、お主に夢を授けられたじゃと!?
戦か……ふ、いつでも召喚するがよい。支度は調っておるぞ。
なに? 今日はやけに素直、じゃと?
ふん……お主の駒さばきは妾が一番知っておる。
妾が指示を飛ばさずとも、最高の場と機を見抜き、妾を召喚するであろう。
妾はゲームの支配者。戦とあらば、最も勝てる手段を用いるのは必然よ。
お主こそゲーム・キング。
さあ征け、ロードよ。
勝負を支配するのはそなたのゲームの腕前と、この赤の女王の力よ!
ルイス・キャロル作「鏡の国のアリス」に登場する、何でも赤色に染めてしまう女王。
アリスにチェスを挑んでくる。
lovでは2半ばから登場。
アリスから生まれ出たのがダークアリスだが、さらにそこから生まれたというアリス三人目という設定。
「ゲームの支配者」であることを自負しており、lov4のアルティメットレイドのサポートに登録すると「lov4でも負けん!」とメタ発言すらする。
サヴァスロではロードにチェスを挑み、ロードのアイデアでサヴァスロのようなゲームを思いついた模様。
明らかにサヴァスロをやっている。
当時のインドの戦好きな王に、戦をやめさせるために献上されたという伝承がある。
「資本主義社会において現状維持をするためには、社会の進化の速度に沿って進化し続けなければならない」
という経済学における重要な概念として「赤の女王仮説」という経済用語にすらなっている。
むしろ今では「赤の女王仮説」の方が、赤の女王本人よりもよく知られている。
アリスにチェスを挑んでくる。
lovでは2半ばから登場。
アリスから生まれ出たのがダークアリスだが、さらにそこから生まれたというアリス三人目という設定。
「ゲームの支配者」であることを自負しており、lov4のアルティメットレイドのサポートに登録すると「lov4でも負けん!」とメタ発言すらする。
サヴァスロではロードにチェスを挑み、ロードのアイデアでサヴァスロのようなゲームを思いついた模様。
明らかにサヴァスロをやっている。
「そもそもゲームとは……戦好きな王に、戦をやめさせるために発明され、贈られた物であった」チェスや将棋の紀元とされるのは、仏陀が生まれた時代(紀元前6世紀ごろ)のインドの「チャトランガ」。
当時のインドの戦好きな王に、戦をやめさせるために献上されたという伝承がある。
「同じ場所に留まるためには全力で走り続けることこそ重要で……」は原典「鏡の国のアリス」に沿った台詞。
「資本主義社会において現状維持をするためには、社会の進化の速度に沿って進化し続けなければならない」
という経済学における重要な概念として「赤の女王仮説」という経済用語にすらなっている。
むしろ今では「赤の女王仮説」の方が、赤の女王本人よりもよく知られている。
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