サーヴァントオブスローンズ（サヴァスロ）攻略Wiki（非公式）

海神って、オヤジじゃないのかって……？
うーん、わかってない、わかってないねキミ。
キミが聞いてるのは水の形はどんなか、水の色は何色かってことだよ。
ボクは弟みたいに全知全能は気取らないけどね、形も色も規模も性格も変幻自在。
キミ、水をかぶったことはある？　けっこう重たいよね。
キミ、水に飛び込んだことはある？　けっこう痛いよね。
じゃあさ、海がどれくらい広くて深いかわかる？
それが、こんな小さな女の子の形に凝縮されてるわけで……けっこう無慈悲な姿なんだよ。
ボクのでこぴん、試してみる？
額に穴が開くだけで済むといいけど。

……というのは冗談で、
本当はこの空飛ぶエイが海王様で、ボクはただの三つ叉の槍を持つ女の子……
あ、信じた？
あはは、キミって水みたいに移ろいやすいね！
冗談に決まってるじゃん。
本当はこのエイが「ポセイ」でボクが「ドン」、二人会わせて海王なんだから……
あ、また信じた？
キミ、信じやすすぎ！
もう、ボクが正真正銘、海の王様なんだからね！
ほら、ちゃんと威厳を感じてよね！

あ……戦場に川がある……川！　水がある！
いやあ、やっとって感じだよ。
本当にね。ついに、本当にやっとだって感じ……
何がって？
それはもちろん……水中で戦えることだよ！
あのね、海や川に住む生き物……海種はね、陸上なんて苦手中の苦手なわけ！
今まで人間に協力したこともあったけどさ……
いちいち海の生物を陸上に呼ぶって、どういう理屈？　ってわけ！
……ま、期待していいよ。
弟は天空と陸上だからって全知全能なんて触れ回ってるけどさ……
あれは、噂好きな人間の性質につけこんだ、喧伝上手なんだよね。
海中の海王は……あの傲慢稚気な弟も慌てて逃げ出すよ。
さて、威厳たっぷりにいこうかな。
誰が相手でも……ボクは一向にかまわないよ！

海のように広い心……？
詩人はそんな風に言葉を使ってるわけ？
なんというか……実に誤解されてる気がして、ボクは気分がよくないな。
あのね、海の定義は「塩っけのある水たまり」だよ。
別に広いとか狭いとか、関係ないよ。
大洋のように大きい海もあれば、水たまりのように小さい海もあるってわけ。
だから、さっきの詩人の言葉は全然たとえになってないね。ふふん。
え？　細かすぎ？　心が狭い？　海のように広い心を持て？
な……ボ、ボクは海王だよ！　海そのものだよ！

「母なる海」か……
それ、ボクが女の子の姿をしてるから言ってるわけ？
今すぐオヤジの姿になって「父なる海」にしてみようか？
……まあね、ほとんどの命が生きるために水を必要とする、わかるよ。
でもね、ボクにもれっきとした父クロノスと母レアがいて……
さらにその生みの親……祖父母ウラヌスと祖母ガイアがいるんだよ。
祖母……いや、ガイアは、オリンポスすら創生した神さ。
ボクたちにとってガイアは、全ての始まりなんだ。
でもね、ガイアが言ってたのを聞いたことがある。
やっぱりガイア自身も……誰かに生み出された気がする、って。
ま、上には上がいる、きりがないってことかな。
でもね、海の底はボクが知ってるよ。
海の底はね、とても穏やかで、すっごく綺麗で、落ち着くんだ。
ボクの秘密の場所さ。
そうだね。特別にキミを連れて行ってあげてもいいよ。

ギリシャ神話の海と大地の神。
実際にはゼウス＝全知全能（概念世界を含む）　ポセイドン＝物質界全て　ハデス＝死後界全て　という取り分け。
宇宙すら投げつける最強無敵ゼウスに、唯一張り合える存在としてギリシャ神話内では描かれる不動のナンバー２。
トロイア戦争では三つ叉の矛トリアイナ（トライデント）を大地にさし、大地震を起こして攻撃した。
神々への信心が薄れたアトランティス大陸もゼウスと共に攻撃し、海に引きずり込んだ。

lovでは1.1から登場。
デザインは同社の看板イラストレーター皆葉氏であり、公式ファンイベントで語られたことによると「なぜか女性で（絵が）上がってきた」とのこと。
皆葉氏は他にはバハムートなどの硬派なイラストで参戦しており「女の子が描きたくて我慢の限界を超えた」とのことらしい。
当時はそこまで女性擬人化の文化が溢れていなかったため、なかなか思い切ったことであった。

lovではフレーバーテキスト内での語り口とゲーム中のボクっ子ボイスに多少のずれがあったが、サヴァスロでは一致したものとなっている。