スクウェア・エニックス社より配信されているスマートフォンゲーム「サーヴァント オブ スローンズ」(サヴァスロ)の非公式攻略Wikiです。



届け!人魚のバレンタイン

リード文

「ハルフゥちゃん、新ブランドを立ち上げよう!」
「え、新ブランド……? な、なにそれ」
「私考えたの! 人魚の悲恋のイメージはバレンタインにぴったりだって!」
「は、はあ……私、恋とか無縁なんだけど……」
「届くか届かないかギリギリを攻める、人魚のバレンタイン!
さあ、ドキドキの二乗の始まりだよ!」

1(ハルフゥ)


じゃじゃーん。
作ってみました、義理人魚チョコです。

なんだかね、今日渡すチョコの中では一番レベルが低いチョコらしいの。
私と勝負して勝ったら、この義理人魚チョコをあげます。
たくさん作ったから、みんな頑張って挑戦してね。

味?
味はたぶん、普通よ。
普通であることには自信があるんだから。
ちょっと、そこの人魚の女王様、「変な人魚」とか言わない。
私はフツーです!

さ、義理人魚チョコ争奪戦、スタート!

2(ミリア)


ペロリ……
こ、この味は……!!

ふふふ……私の見込み通りだったね。
この味は極上……
彼女、自分を「普通」だと思ってるけど
「普通」の基準が明らかに高い……!
圧倒的女子力……
私もリリスちゃんも、見習うべきところが多い……!
見習うべきところだらけ……!

あ、ロード、聞いてた?
聞かれてはまずいことを聞いちゃったね……
サキュバスの股間……じゃなくて、沽券にかかわることだよ。

私の作った淫魔チョコを味見してくれるなら許しちゃう☆
ふふふ……その直感は正しいと思うよ。
でも、逃がさないよ!

3(ハルフゥ)


じゃじゃーん。
第二段も作って見ました。友チョコ。友人魚チョコ。

友達にあげる、レベル2のチョコらしいの。
でも私、友達ってあんまりいないから……
誰かもらってくれると嬉しいんだけど……

え……ええ!?
み、みんな欲しいの!?
うそ、そ、そんなにいっぱい作ってないわよ!

ど、どうしよ……
そうね、悪いけど、私に勝った人にプレゼントってことにします。
負けちゃった人と足りなかったぶんは、後日に作ってあげるからね。

はい、欲しい人は一列に並んで〜!

4(ミリア)


ふふふ……
ロード、気づくのが遅かったね。

そう、黒幕は私。

すでに計画は実行されている……
私があちこちにばらまいた「義理人魚チョコ」……
どうなってると思う?

食べた男の人たちは、みんな次々に海に飛び込んでるよ。
彼女に一目会いたくてね。

人魚が恋のために陸に上がる情熱……
「逆」があるかどうか、ずっと知りたかったんだよ。
人間が人魚に恋して、海に飛び込めるのか?ってね。
答えは出た。
彼女の義理人魚チョコによって……
これは淫魔の人間学を10年先に進める大成果だよ……

さあロード。
早くしないと人間が溺れ死んでしまうよ。
この私を倒して、魔法を解いてあげないとね!

そう、黒幕は私、マッドサキュバス・ミリア!
言ってみたかった!
そうなんです、黒幕は私でしたー!
ひゃん! お仕置きは優しくね?

5(ハルフゥ)


……ロード……こんな所に呼び出してごめんね。

わかってるよね……?

うん、これは……
人魚のみんなと総力をあげて作った幻のレベル3……
人魚本命チョコ。

これは……その……とても大切なものなの。

だからあなたに……

あなたに……


ある人に届けてほしいの!


え?

あ、あなた用じゃないわよ。

人魚の女王様が、陸にいる元王子様に届けてほしいって……
もう、病気のおじいちゃんだけど、お見舞いがてらにって……

ほら、女王様、ああ見えてすごく恥ずかしがり屋だし。
足を生やすのも大変だから、ロードにお願いしようって……

え!?
こ、断る!?
この人魚本命チョコは自分で食べる!?

ど、どうしちゃったの!?

なんで怒ってるの!?

ああダメ、ロードが食べるなんて絶対に許さないんだから!

女王様のためにも、私は負けないんだから!

6(エピローグ)

嫉妬の炎――黒淵の焔に捕われたロードは、ついに人魚本命チョコにかじりついた。

「ああ……チョコが……!」

だが次の瞬間……

爆発!!

ロードは彼方へ吹っ飛び、地に伏した。

「すり替えておいたのさ……!
二人が戦っている間に、
人魚本命チョコを
マンドレイクチョコとね!」

「その声は、ミリア……!」

「ハルフゥちゃん、ロードのケアは私に任せて。
ロードが心身共に疲れ果てた時こそ、サキュバスの歩み寄る余地が生まれるというもの。
ここで思いっきり甘やかして、ロードは私にメロメロなんだから」

「まさか……最初からそれが狙いで!?」

「そう……黒幕は私。これが本当のエッチポンプ!」

「マッチポンプじゃない……?
でも、人魚本命チョコはどうしよう?」

「それなら適任がいるじゃない。アフロちゃんに頼めば大丈夫だよ」

「あ、そっか。元王子様の隠居まで一直線だね!」

二人はいえーい☆とハイタッチを交わす。

彗星の如く現われた一日限りの新ブランド
「人魚チョコ」――
そして嫉妬に暴走した赤眼の戦士――

それらは、新たなる伝説として陸の上で語り継がれることとなった。

  • fin-

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

当Wikiの見方・注意点

データ集

カード

コラボカード

フレーバーテキスト

カードテキスト

メンバーのみ編集できます