スクウェア・エニックス社より配信されているスマートフォンゲーム「サーヴァント オブ スローンズ」(サヴァスロ)の非公式攻略Wikiです。


オーディン

我こそは戦! 我こそは勝利!
紅き瞳の召喚者よ、戦場に勝利を裁定せよ!
我はアスガルドの主神にして常勝無敗の戦神!
戦いを終わらせる、戦いの神よ!

八つ足の神馬スレイプニルが空を駆ける。
神馬の蹄は宙を切り裂き、あまつさえ冷気すらなびかせる。
戦神が最も頼みとする最大の神器――スレイプニルは、一夜にして大陸の端から端を吹くという冷風の具現である。
人馬一体となった戦神の後には冷涼たる嵐が巻き起こり、「勝利」の概念い挑みし勇敢なる戦士たち――
敗者たちの魂を、天界へと連れ去った。

「我の登場と共に勝利は確定した!
紅き瞳の軍団よ、勝鬨をあげよ!
これから始まるのは戦ではない!
残党狩りにすぎぬ!」
必勝の戦神は神器の漆黒剣を振り回し、ロードに告げる。
だが、その勇姿を巨大な影が覆ったとき、その瞳には確かな動揺が走った。
「……!? 馬鹿な……終末竜、ラグナロク……!?
なぜお前が、ここにいる……!?
すでに神々の黄昏が始まっているとでもいうのか……?
この戦いも、その一環……? そんなはずは!」
我を失った終末竜の目は、もはや主神を映してはいなかった。

戦は勝利で終わった。
休息をとっていたロードの一行の元に、二羽のカラスが舞い戻る。
オーディンが放っていた、神器にして思考と記憶を司る使い魔――フギンとムニンだった。
オーディンは二羽と意思を通わせ、その偵察の内容を知る。
二羽が目にしたのは、歪な機械に乗って歩く、よく知った少女の姿だった。
少女は木の枝にとまったカラスと、はっきりと視線を合わせて語り出した。
「あら、おじ様。やっぱりここに呼ばれてたのね。
今回の終末戦はこの世界が舞台ってことかしら?
これはおじ様の試み?
それとももしかして……おじ様も、巻き込まれただけ?
うふふ、私はどっちでもいいけど」
終末竜を生み出せるのは自分しかいない――
だが、自分には終末竜を生みだした記憶がない――
オーディンの脳裏に、ヘルの声がこだまする。
(おじ様も、巻き込まれただけ?)

若き騎士……いや、我がロードよ、よく聞け。
我は戦神、我こそは勝利。
だが、我にすら勝利とは言えぬ結末をもたらす敵がいる。
その者は、けっして我には勝てぬ。
だがその者は「それでいいと思っている」。
やつは、我の掴み取った勝利を虚しきものにしたり、
あまつさえ、心の底から「敗北を望んで」戦を始めたりする。
敗北を求める相手に勝利するのは、勝利と呼べるのか?
その勝利は、敗北を求めた者側の勝利なのではないか?
……そう、「勝利の先のこと」は我が領分を超えているのだ。
ゆえに、我としては最も相性の悪い敵なのだ。
やつは永遠ではなく刹那を、調和ではなく不和を、秩序ではなく混沌を愛する。
あのような敵に力で挑むことは、無謀だ。
ゆえにロードよ……力だけではなく知を研ぎ……やつを超えるのだ。
そしてこの世界において、真の意味での「戦神」となれ! 我が主よ!


余談
北欧神話の主神。
勇猛で戦ももちろん強いが、北欧神話全体では魔術師・知恵者というタイプの主神である。
自動的に相手を貫き戻ってくる槍「グングニル」を持ち、
戦では八足の神馬「スレイプニル」に跨がる。
二羽のワタリガラスの使い魔「フギン」(知恵)「ムニン」(思考)を世界中に飛ばし、知識を収集することが趣味。
さらに狼の姿をした使い魔「ゲリ」「フレキ」(貪欲なるものの意)を従えている。

lov1.0から登場。
同社ファイナルファンタジー寄りの設定で登場し、イラストはFFを代表するイラストレーター天野喜孝氏が描き、必殺技名もFFでお馴染みの「残鉄剣」だった。
今回、オーディンと縁のあるフリッグとバルドルも天野喜孝氏のイラストで参戦。

lov3では主人公の一人ジュリアのパートナー使い魔となり、ストーリーモード上では傲慢で冷酷なジュリアのお守り役となっていた。
その頃からキャラクター的な味付けがなされる。
lov3で母であるベストラがギャグテイストで登場したことで、孤高の主神から庶民的なキャラクターへの転向は決定的に。

サヴァスロのフレーバーテキストではまだまだ威厳のある主神だが、
ガイアのフレーバーテキストで若干怪しく、今後追加されるベストラでどうなるか。

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