スクウェア・エニックス社より配信されているスマートフォンゲーム「サーヴァント オブ スローンズ」(サヴァスロ)の非公式攻略Wikiです。


仙女の塔/竜吉公主


仙女は妖しく、だが無邪気にほほ笑む。
「おぬしら、水はどこから出づるか知るか?
海か? 川か? ほう、雲か?
どれもはずれじゃ。
答えはこの仙女の宝貝より生まれ出づ。
さて、ならば次はわかろう?
そう、水は高きから低きへと流るる。
すなはち、おぬしたちは水底を味わえるぞ。
今宵は暑い、とくと喜べ!」
仙女がからからと笑うと、敵軍はあふれ出る水流に蓋をされた。

「しかしそなたの提案はまことに見事。
水の高きから低きに流るるならば、高き位置を占めよとは道理であろう」
仙女――竜吉公主は、紅い瞳のロードに語り掛ける。
「この塔から妾が水を打つ限り、下界は激流に大海。安心するがよいぞ」
仙女の目……時にあどけない少女とすら思わせる見せる面影が、きゅっと彼方を懐かしむ。
「うむ……こうして高所から水を眺めていると、思い出すのう。
あの太公望と釣りをしたときのことを。
はて、いつのことだったか……」

「ふむ……なるほど、確かに妾は水を生めど湯は生めん。
だがそうやって妾が汲んだ水を湯に変えれば、確かにその計略たるや、さらなる威力を持つであろう。
む……なぜ、服を脱ぐでありんす?
まさか……最初から妾の水で湯をわかし、風呂に入るつもりで!?
ええい……妾も入らせよ!
うむ、よい! ちと狭いが、よい湯加減ぞ、これは!」

「ふう……ひと風呂浴びた後の水は最高じゃの。
それにしてもお主……なかなか、よい体をしておったではないか。
妾ほどではないが……色香の術も、乞うならば教えるぞ?
なに、興味はない?
ほほほ、おぼこなことよ!
使える武器はすべて使う、これぞ真の戦というものであろう!
ならば次は見せてやろうかの。
塔の頂に風呂をくべて、鼻の下を伸ばす者どもに水流と色香の二重の攻撃を!
お主もそこで指揮を執るがよい!
む? 恥ずかしいから駄目?
まことにおぼこじゃのう。耳まで真っ赤ではないか。
え、恥ずかしいのは妾の思考? そ、そうなのかえ……?」

「失言であったな……うむ、妾も少し調子に乗った。
色香をもって国を傾かすなど、先の大戦の狐狸精・妲己がごときあさましき事。
そう、人界と仙界をまたいだ先の大戦……
はて……先の大戦とは、なんじゃ?
その後、妾は……崑崙山から解き放たれ……
……湯煙のようにおぼろげな、
だが大事なところはしかと隠してしまうかのような、
この曖昧な記憶……
この世界に来る際に、ずいぶんと抜け落ちてしまったようじゃ。
どれ、もう一風呂浴びて考えるぞ。
さ、妾の背中を流すがよい!」


余談
中国、明の時代に成立した「封神演技」に登場する仙人。

lovでは2の末に登場。
3では強力なトランス(憑依)技を持った根元使い魔として活躍した。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

当Wikiの見方・注意点

データ集

カード

コラボカード

フレーバーテキスト

カードテキスト

メンバーのみ編集できます