サーヴァントオブスローンズ（サヴァスロ）攻略Wiki（非公式）

ふむ、徳川の世とは異なる、奇々怪々な世に出で来たことよ。
しかしのいかな術に謀られたことか、その経緯一切が霧がかっておる。
さて、この夢か幻かのごとき世においていかに身を振るか。
決まっている。
受け継がれし名、我が名は半蔵。
霧にあれば霧に忍び、幻にあらば幻に忍ぶ。
奇怪な道草話もまた、上様がお喜びになるであろう。
さあ幽鬼どもよ、我が忍術と手合わせとゆこうぞ。
加減はいらぬ。参れ。

斬れども斬れども湧いてくる、鬼、幽霊、物の怪の類い。
伴天連どもが語っておった「天使」のような者までそろい踏みとは。
ふむ……江戸の絵師や戯作者どもを連れてくれば、泣いて喜ぶであろうな。
しかし、奴らに残してやるぶんは無し。
幻の中ぐらい、全てを切り捨てても上様はお怒りにはならぬだろう。
死にゆく妖鬼どもよ、これは告げ口せんでほしいのだが……
上様の造った天下泰平の世、この半蔵はいささか飽いていたのだ。
ここは上様の目もなき、力が支配する魔界。
「戦場を壊す」服部半蔵、ぞんぶんに暴れさせてもらうぞ。

ふむ……鬼を従えて鬼と戦う者、ロードか。
無論、驚くようなことではない。
我は公儀隠密、服部半蔵。
忍びにして江戸に屋敷を構え、忍びにして忍ぶ必要もなき大名を与っておった。
上様……主君に「鬼」として公然と飼われていた一族、その棟梁よ。
む？
忍びなのに忍ぶ気が見えない？
ほう……忍びのなんたるかを知っているのか、ロードとやらよ。
再度言おう、我は公儀隠密。
そこな陰に隠れておる風魔の小僧などとは、格が違うゆえ。
何なら、確かめてもよいぞ。
この半蔵が顔も知らぬ風魔の忍び、いささか興味がある……

乱世を終わらせ、泰平の世を築いた上様の為政が知りたい？
ふむ……感心したぞロードよ。
戦に勝つことはもちろん、勝った先のことに思いを巡らすとは。
そなた、なかなかの器かもしれぬ。
忍びとはただの修羅にあらず。
千変万化の調略に長けるため、強記にて万学に通じるのもまた忍びの務め。
……何？　学問は苦手だった？
フ……上様の吾子のようなことを申すものよ。
よかろう。
この半蔵、知の面からもそなたを陰で支えよう。
しかし……他の者共……人もおるようだが、その者たちでは教えられぬのか？

そろもん……ろびんふっど……じゃんぬだるく……
本当に、そうなのか？
ふむ……さすがに驚いた。
我は葵の御紋に仕える公儀隠密。
当然、江戸の市井に出回る以前の蘭学の書物、全てに目を通しておる。
皆、それらの中にあった紛れもない「人」……
我にとっては、過去を生きたはずの英傑たちではないか。
ふふ……とすれば、ここは地獄か。
小野篁や安倍晴明の地獄巡りなど、戯れ言と決めつけていたが……、
まさかこのような……
ははは！　半蔵もまた未熟であった！
半蔵の地獄巡り、上様も大いにお喜びになるであろう。
ロードよ、必ずや勝ってもらうぞ。
そして我にとっての現世への扉を開いてもらわねばな。
よかろう、この服部半蔵、そなたを「公」として今再び公儀隠密の任につかん。
主を天下人にしてこその、服部半蔵の名よ。
そなたの掲げる正義をもって、天誅活殺といたそう。

徳川家康を助けて支えた、伊賀国出身の忍び。
徳川家康が江戸幕府を開いた後は、江戸城の近くに屋敷を構え、高位の武士として堂々と政治に参加した。
サヴァスロにおいても
天下泰平の世を築いた上様＝徳川家康
学問は苦手だと言っていた上様の吾子＝徳川家光
だろうか。

伴天連は江戸時代でのキリスト教徒の呼び名。
小野篁、安倍晴明は平安時代に地獄巡りをしたという陰陽師。
江戸時代からすると600年ほど前の人物なので、半蔵にとっても二人は伝説中の人物であろう。

lov2、lov3ともに強力無比な性能で登場し、「ぶっ壊れカード」の代名詞であった。
あまりの強力さに環境を一色に染めて物議を醸す使い魔だったので、「戦場を壊す」はそのメタ・パロディか。