スクウェア・エニックス社より配信されているスマートフォンゲーム「サーヴァント オブ スローンズ」(サヴァスロ)の非公式攻略Wikiです。


トリシューラ

祭られる三つ叉の矛。
三つの刃はそれぞれ、知恵、意思、行動を象徴する。
その矛――トリシューラは、いつしか自ら考え、意思を持ち、人の姿で動き出すようになっていた。

トリシューラは思考する。
矛の役目は、まつられることではない。
斬り、突き、敵を破ることにある。
偉大なる主が頼んでいたのは、主自身の力だった。
不明にして不覚……私は武器として頼られていなかったのだ。

トリシューラは意思を持つ。
ふるわれるのを待つ矛など、餌を待つ雛鳥と同じ。
そのような未熟に甘んじるつもりはない。
今度こそ、自ら動き……武器としての本分をまっとうするのだ。

トリシューラは行動を始める。
いつの間にか……どういう経緯だったか……体が、望んだ形に変容している。
神器が独りでに意思を持ち、敵を貫く……
主が語り聞かせてくれた話に、そんなものがあった。
自らも、そのような神格を得たということか。
……全てが遅い!
壁に向かってふるった「腕」は、壁に真円の大穴を開けた。
自らの破壊の威力に、感慨はなかった。
トリシューラは一歩近づき、虚しき破壊の跡をまじまじと眺める。
……一歩、近づき?
そうだ。今、誇るのはこの腕ではない。
主を探しにゆける、この二本の脚こそだ。

放浪の矛となったトリシューラは、その旅路で多くの人間とまみえた。
会話することはできない。
だが、トリシューラは文字を刻むことはできた。
自らが武具の変容だと伝えると、戦士たちは歓声を上げた。
彼らにも、孤独な戦場で命を預ける愛用の武具がある。
彼らは信じたがっていたのだ。武具に、自らと同じような魂が宿っていることを。
戦士たちは、自らの武器を丹念に手入れするようになり、時に語りかけるようになった。
その光景を見てトリシューラは思考する。
無念から始まった、主を探す旅だが……
賢き主は、この役目こそ私に残したのかもしれぬ。
トリシューラは、いつしかそう思うようになっていた。


余談
トリシューラは本来、ヒンドゥー教の破壊や舞踏の神・シヴァ神の武器。

lov3にのみ登場。
ロキによって復活させられ、自律を得た「五影剣」の海種担当。
ちなみにガラティンは人獣担当。
開発によると五影剣は「一番にはなれなかった剣たち」がコンセプトであり、トリシューラは剣どころか槍だが収録された。
シヴァ神の武器を「一番ではない」などと言うとかなり問題があるので要注意。
パールバティがトリシューラを装備するだけで抗議をする信心深い人たちもいる。

ただlovシリーズやファイナルファンタジーシリーズの「シヴァ」は、ソロモン王と知恵比べをしたシバの女王の設定寄りとなっている。
サヴァスロのフレーバーテキストでも、あえて「主」がシヴァ神なのかlov系シヴァなのかぼかした書き方になっている模様。

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