おお……ついに出会っちまったな。
いや、こっちの話だ。
俺ぁバン・ドレイル。
少しばかし変な魔法が使える、ただの魔術師だ。
例えば――扉を起動して、次元と次元……いや、空間と空間をつなげる……
な? わけわかんねえ魔法だろ。
俺はびびりだから、戦場に出るのはごめんこうむるぜ。
アルカナの力を貸してくれたら、あんたのために扉を起動してやってもいい。
元より、俺が単独で使うには荷が重い魔術でな。
使うにはいろいろと手間暇いるんだが……アルカナの力があれば十分だろ。
そんじゃ、せいぜい頑張りな。
あんたのためにお祈りさせてもらうぜ。
「教会に福音を」ってな。
いや、こっちの話だ。
俺ぁバン・ドレイル。
少しばかし変な魔法が使える、ただの魔術師だ。
例えば――扉を起動して、次元と次元……いや、空間と空間をつなげる……
な? わけわかんねえ魔法だろ。
俺はびびりだから、戦場に出るのはごめんこうむるぜ。
アルカナの力を貸してくれたら、あんたのために扉を起動してやってもいい。
元より、俺が単独で使うには荷が重い魔術でな。
使うにはいろいろと手間暇いるんだが……アルカナの力があれば十分だろ。
そんじゃ、せいぜい頑張りな。
あんたのためにお祈りさせてもらうぜ。
「教会に福音を」ってな。
――なんでこんなところくんだりまで、俺がよこされるワケだ?
――俺は立派にお役目を果たしたはずだぜ? 休ませてくれてもいいんじゃねえの?
――第一、入り口があれば出口も兼用だ。もう十分だろ。
――はあ、用心深いことで。
――主サマらはよ、慎重なのか大胆なのか、強いのか弱いのかわかんねえところがあるよな。
――ま、そうか。やられる要素が一つしかないってのは、逆にびびりの理由にもなるってか。
――はいはい。いざとなったらもう一つ開く、わかりやしたよ。
――それじゃ、それまでは好きにさせてもらうぜ。
――俺は『真面目』でね。
――仕事が早く終わるように、テコ入れしたっていいだろ?
――俺は立派にお役目を果たしたはずだぜ? 休ませてくれてもいいんじゃねえの?
――第一、入り口があれば出口も兼用だ。もう十分だろ。
――はあ、用心深いことで。
――主サマらはよ、慎重なのか大胆なのか、強いのか弱いのかわかんねえところがあるよな。
――ま、そうか。やられる要素が一つしかないってのは、逆にびびりの理由にもなるってか。
――はいはい。いざとなったらもう一つ開く、わかりやしたよ。
――それじゃ、それまでは好きにさせてもらうぜ。
――俺は『真面目』でね。
――仕事が早く終わるように、テコ入れしたっていいだろ?
ロードの力……間近でお目にかかったのは初めてだが……これほどかよ。
なるほど、確かにおっかねえな。
俺が力を貸してるとはいえ……平然と、何度も扉を起動しやがる。
俺らが血眼になって刻んだ紋なんて笑えてくるぐらい……力の出方が違う。
ロードサンは……自分のやってること……わかってねえんだろうな。
ほんの少し違う場所と場所を扉でつなぐ……
それ自体が、この世を根本から崩す奥義だってのに。
板の上の二地点を座標にとってるうちは大したことねえんだが……
同じ絶対距離でも板の表と裏、背中合わせに二点をとることに気づいちまうと……
これ、まずいんじゃねえの?
なるほど、確かにおっかねえな。
俺が力を貸してるとはいえ……平然と、何度も扉を起動しやがる。
俺らが血眼になって刻んだ紋なんて笑えてくるぐらい……力の出方が違う。
ロードサンは……自分のやってること……わかってねえんだろうな。
ほんの少し違う場所と場所を扉でつなぐ……
それ自体が、この世を根本から崩す奥義だってのに。
板の上の二地点を座標にとってるうちは大したことねえんだが……
同じ絶対距離でも板の表と裏、背中合わせに二点をとることに気づいちまうと……
これ、まずいんじゃねえの?
なあ……ロードさんから、ちと聞いたんだけどよ。
あんたがロードさんに、アルカナの力を使った戦い方を教えたそうじゃねえか。
アルカナってのは創世神の力なんだろ?
それもここ最近になるまで、まともに使いこなしたやつはいなかった……
それについて「すでに詳しい者がいる」って、変じゃねえか?
まるで別……というより“外”の世界から扉を開けて渡ってきたんでもない限り……
おっと、待て待て。
あんたがいかほどのものか、知らねえけどよ。
俺はびびりだからよ、相応の準備はしてるぜ。
機甲グリモアで回路を増幅させてるし、償紋も解いてるんだ。
いきなりクライマックスってのは、やめとかねえか?
……へっ、降参だよ。
正直、俺一人じゃあんたに勝てる気がしねえ。
あんたが万全でないにしても、だ。
あんたがロードさんに、アルカナの力を使った戦い方を教えたそうじゃねえか。
アルカナってのは創世神の力なんだろ?
それもここ最近になるまで、まともに使いこなしたやつはいなかった……
それについて「すでに詳しい者がいる」って、変じゃねえか?
まるで別……というより“外”の世界から扉を開けて渡ってきたんでもない限り……
おっと、待て待て。
あんたがいかほどのものか、知らねえけどよ。
俺はびびりだからよ、相応の準備はしてるぜ。
機甲グリモアで回路を増幅させてるし、償紋も解いてるんだ。
いきなりクライマックスってのは、やめとかねえか?
……へっ、降参だよ。
正直、俺一人じゃあんたに勝てる気がしねえ。
あんたが万全でないにしても、だ。
あーあ……限界突破の最終……ついにやられちまったか……
意図してか意図せざるか……せっかくの扉の「使用料」がよ。
こってり絞られちまったじゃねえか。
今までこっそりと上納できたから、気分良く使わせてやってたのに……
これじゃあ俺、主サマから大目玉だぜ。
ん? ロードサンよ、扉の使用をご所望か?
じゃあいつもみたいに唱えな。
「教会に、福音を」ってな。
意図してか意図せざるか……せっかくの扉の「使用料」がよ。
こってり絞られちまったじゃねえか。
今までこっそりと上納できたから、気分良く使わせてやってたのに……
これじゃあ俺、主サマから大目玉だぜ。
ん? ロードサンよ、扉の使用をご所望か?
じゃあいつもみたいに唱えな。
「教会に、福音を」ってな。
lovシリーズのオリジナルキャラクターである。
lov3末(Re3)から登場。4にもいる。
lovシリーズ通じての敵役、世界の破壊者=「混沌の使者」に仕え、混沌の手先となって暗躍している。完全に敵側の存在である。
lov3末のフレーバーテキスト物語では様々な善なる使い魔を闇落ちさせて「(異世界の扉を開く)鍵」に変えようと暗躍し、成功したり失敗したりしていた。
どうやらその結果lov3の面々は4の世界(2030年・東京)に行ったようで、バン・ドレイルも4の世界で暗躍を続けている。
4に沿ったアニメ『ロードオブヴァーミリオン』でも、主人公達を争わせる狂言回しとして登場。最後に彼が意味深なことを言ってアニメは終わる。
彼がlovコラボでなくてはlovコラボとは一体……?
lov3末からフレーバーテキスト物語内で縦横無尽の暗躍をしていた彼だが、ロードと直接見舞えることはほぼなかった。
(ケラウノーのフレーバー内で主人公バルドとだけは会っているが、lov4のストーリーモードでは「ロードとついにご対面」という旨の発言があった)
サヴァスロではどういう意図かロードと行動を共にしている。
「深」で語りかけている相手は、ドゥクスだろうか。
また「罪」によると、扉を開けし者を使用して減少する使い魔のHPは、彼が仕える存在に上納されていたらしい……
lov3末(Re3)から登場。4にもいる。
lovシリーズ通じての敵役、世界の破壊者=「混沌の使者」に仕え、混沌の手先となって暗躍している。完全に敵側の存在である。
lov3末のフレーバーテキスト物語では様々な善なる使い魔を闇落ちさせて「(異世界の扉を開く)鍵」に変えようと暗躍し、成功したり失敗したりしていた。
どうやらその結果lov3の面々は4の世界(2030年・東京)に行ったようで、バン・ドレイルも4の世界で暗躍を続けている。
4に沿ったアニメ『ロードオブヴァーミリオン』でも、主人公達を争わせる狂言回しとして登場。最後に彼が意味深なことを言ってアニメは終わる。
彼がlovコラボでなくてはlovコラボとは一体……?
lov3末からフレーバーテキスト物語内で縦横無尽の暗躍をしていた彼だが、ロードと直接見舞えることはほぼなかった。
(ケラウノーのフレーバー内で主人公バルドとだけは会っているが、lov4のストーリーモードでは「ロードとついにご対面」という旨の発言があった)
サヴァスロではどういう意図かロードと行動を共にしている。
「深」で語りかけている相手は、ドゥクスだろうか。
また「罪」によると、扉を開けし者を使用して減少する使い魔のHPは、彼が仕える存在に上納されていたらしい……
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