スクウェア・エニックス社より配信されているスマートフォンゲーム「サーヴァント オブ スローンズ」(サヴァスロ)の非公式攻略Wikiです。


ミネルバ

戦場にフクロウが舞った。
紅き瞳が呼び出した赤光はやがて黄、白と輝きを変え、輝くような肌をもった峻烈な女神の姿となっていた。
「叡智と炎の女神、ミネルバ。不浄なる者共を、叡智の炎で焦がしてあげるわ!」

人の子よ。炎を恐れるな。
炎こそ叡智。
炎の力を得てから、ヒトの歴史は始まった。
暖をとることを覚えたヒトは、種の限界を超えて氷雪の舞う地域すら従えた。
炎をふりかざすことを覚えたヒトは、夜の闇とけものを恐れなくなった。
赤子は安心して泣き、母に窮地を伝えるようになった。
紅き瞳の者よ……お前も人の子ならば、炎を恐れるな。
炎こそ知恵、炎こそ叡智。
おまえの絶望が濃い闇の霧であろうと、
叡智は必ずやお前の行く先を照らす。

敵の群れに巨大な火球が撃ち込まれ、弾ける。
次々と撃ち込まれた聖なる火球は、堅牢なる城塞を火の海に変えて陥落させた。
「叡智の女神が、何もかも燃やし尽くしていいのかって?」
ははあ、まだまだわかってないわね、と叡智の女神は目を細める。
「人の子よ。悪しき魂と無知なる者こそ我が敵。
安心なさい、炎は邪悪を焼いても知恵は保存する。
例えば、この文字の刻まれた粘土板。
炎に焼かれることで焼き固められ、悠久の年月を耐える記録へと変わる。
こうやって、人々の知恵は次の世代へと語り継がれ……
え? 今の時代は粘土板じゃなくて本? 本は燃えるだけ?
そ、そんな……そうだった……まずい……まずいわよ、それは!
誰か! 早く火を消しなさい! 叡智を守るのよ!」

人の子よ、よくお聞きなさい。
叡智とは闇に覆われし未知の世の、その一歩先を照らす明かり。
叡智とは才覚ではない。皆で育み、育てるもの。
だから、大事なのは「反省」よ。
人は知の力ゆえに誤ることもあるわ。
だからこそ、その誤りを認め、次なる知へと紡ぐ……
そ、そうよ。反省してるのよ!
とりあえず敵も城も焼けば大丈夫なんて、もう思ってないから!
知恵と炎はあまりにも強力な武器よ。
決して、その使い方を誤らないこと!
わかったでしょ! はい、この話はおしまいです!

知識と知恵。
知恵は、正確な知識からこそ生まれるわ。
知識を軽んじては駄目。
知識は土壌、思考は水。
どちらもないと、知恵という花は咲かない。
例えば、私の火力を数値化してみるのは面白そうね。
他の使い魔も数値化して見て、比べてごらんなさい。
そこから見えてくるものもあるでしょう。
例えば、私の炎なら賢王の悪魔も一撃で倒せる、とかね?
ただただ戦に慣れるだけが修練ではないわ。
知識と知恵は、戦場でのあなたの限界を決める。
私からの教えはこれで終わり。
ここから先は、あなたが自ら開いていくのよ。叡智の扉をね。


余談
ローマ神話の知恵と炎の女神。
ローマ神話の同僚はプルートー、クピド、ヴィーナス、カークスがいる。

lovには1から参戦している。

少し地域は離れるが、古代のアッシリアの大図書館にはたくさんの書物=粘土板が収められていた。
しかしアッシリアは焼き討ちにあい、図書館も炎上する。
だがそのおかげで粘土版はレンガのように焼き固められて埋まり、
現代で太古のメソポタミアを現代に伝える第一級資料として形を保ったまま発掘された。
「真」ではその世界史のエピソードのこと言っているのだろう。

このページへのコメント

ミネルバはLoV1から参戦してますよ〜

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Posted by 名無し(ID:A7mMtKZiVw) 2019年02月25日(月) 19:34:02 返信

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