スクウェア・エニックス社より配信されているスマートフォンゲーム「サーヴァント オブ スローンズ」(サヴァスロ)の非公式攻略Wikiです。


ハーピーの群れ

ハーピーの鳴き声は歌。ハーピーの歌は呼び声。
ハーピーがハーピーを呼び、そのハーピーがハーピーを呼ぶ。
綺麗だね、なんて聞いてられるのも少しのうちさ。
増える歌声は一つずつでも、肉を引き裂くかぎ爪は二つずつ増えていくんだから。

ハーピーを侮るなかれ。
一体一体は弱小なれど、群れれば巨人をしとめ巨獣を狩る。
空中からの一方的な攻撃は、どんな剣士もかなわない。
集まったところを一網打尽にする術は、考えておくべきだろうよ。

誰も信じてくれんが、わしは若い頃にハーピーたちとマーメイドたちが、歌競べをしている所に出くわしたことがある。
風の歌と水の歌の競演、さぞ美しかっただろう……とでも思ったか?
そんなもん、すぐにぶちこわしじゃった。
何かカンに触るところがあったんじゃろう。
ハーピーは空からマーメイドを襲い、マーメイドは水塊を投げつけた。
一流の歌い手を揃えたところで必ずしも超一流の歌になるとは限らんと、わしは学んださ。
ただ、あのどんちゃん騒ぎの不協和音は、あれはあれでわしの耳に残っとるのよな。

日が沈む頃になると、ハーピーが現れて砦を荒らす。
砦の主は、必殺必中の射手を雇いこれに備えた。
夕刻になり、ハーピーの影が茜空に現れると射手は強弓の一撃でハーピーを撃ち落した。
さらにギリギリと弓を引き絞って一射、一撃。
また続いて一射、一撃……
「ああ……なんと優秀な射手か。だが彼では駄目だ。無駄死にさせてすまない」
砦の主は不覚を嘆き、ハーピーの大軍に埋もれていく射手の魂に詫びた。
確かに射手の腕前は抜群で、ハーピーの天敵であった。
だが問題は、増え続けるハーピーの圧倒的な数だった。
脱落を厭わない群れとしての数……時にそれが、天敵すら容易に滅ぼす。
一度試みて駄目なら、三度試みよ。
三度試みて駄目なら、十度試みよ。
愚直とも言える数の試行が、回数の暴力が、時に活路を開く。
後に「ハーピーから戦を学んだ」と語る砦の主は、多数の味方の犠牲を厭わない魔将として名を馳せる。
だが、その経歴は勝利に彩られていた。

今だ、ハーピーにハーピーを重ねる……!
紅き瞳のロードの決断は、常識外れのものであった。
アルカナの力を一斉に解放し、戦場に恐るべき数のハーピーを並べた。
雷や炎を操る魔術師が相手方にいれば、ハーピーの大軍は一網打尽――戦況は絶望的となる。
だがロードはそれまでの戦闘で全てを知り、戦況を組み上げていた。
相手の操る術と魔術師の種類、そしてそれが枯渇する一瞬の機会。
戦場を影で多う鳥人の群れは、その一瞬で拠点を陥落させた。


余談
ハーピー FTの項目を参照

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