スクウェア・エニックス社より配信されているスマートフォンゲーム「サーヴァント オブ スローンズ」(サヴァスロ)の非公式攻略Wikiです。


槍ブラウニー召喚塔/キング・ブラウニー

偉大なる王の城は、裏切りによって一夜にして焼け落ちた。
人間の王が密かに友としていた「王様ブラウニー」も、王を守るために致命傷を受け、瓦礫となる城と運命を共にするところだった。
一人逃げずに残った「家来ブラウニー」が、目に涙を浮かべて王様ブラウニーの肩を揺する。
王様ブラウニーは息も絶え絶えに言った。
「よく聞け、家来ブラウニー……余はただの……家ブラウニーだ」

驚愕を浮かべる家来ブラウニーに、王様ブラウニーは続ける。
「お前もまた……そうだろう……
よいか……王様ブラウニーとは不滅……
この王冠をかぶりし者が、いつだってキング様……
王様ブラウニーは死なん……
なぜなら……死んだ王様ブラウニーは……必ず、影武者だからだ。
これが、永遠を生きるキング様の秘密……」
そして王様ブラウニーは震える手で頭の王冠を取り、家来ブラウニーに渡す。
「余は今から……死ぬ。
余は、お主の影武者であった……!
お主が本当の王様であった……そういうことに、なる!
ブラウニー王国を再興せよ……
お主が今から……キング様なのだ!
ぐふっ」
家来ブラウニーは、震える手で王冠をかぶった。
「……キング様……いや……影武者、ご苦労であった!」
そして、涙を振りまきながら燃える炎の城を後にした。

「王様……どうしましょう?
どこかの家に住み着きますか?
それとも、森ブラウニーを訪ねますか?」
家来ブラウニーの一人が、心配そうにキング・ブラウニーに訪ねる。
「おほん、何を言っているか。
それでは、ただのブラウニーではないか。
王様ブラウニーと家来ブラウニーが住む場所は決まっている……いや、決まっておる。
それは人間の王城だ!」
それを聞いた煤だらけの家来ブラウニーたちは、震え上がった。
「でも、先王を裏切ったあの新王と住むのは怖いです……」
「もちろんだ。余だって怖い。む、無理だ」
王様ブラウニーと家来ブラウニーたちは、考え込んでしまった。
もう、僕が王様なんだ……僕が、なんとかしなきゃ……
「よし! では、あいつを倒すであろう新たな人間の王……それを探すぞ!」
その言葉に、家来たちの顔がパッと明るくなった。

「王様!周囲を偵察してきます!」
「うむ、行ってまいれ!」
……するとすぐの後、「ぎゃー!」と悲鳴が上がった。
「王様、何かあったに違いありません!私も偵察してきます!」
「うむ、行ってまいれ!」
……するとすぐの後、再び「ぎゃー!」と悲鳴が上がった。
「王様、何かあったに違いありません!私も偵察してきます!」
「うむ、行ってまいれ!」
……するとすぐの後、三度「ぎゃー!」と悲鳴が上がった。
「王様、ご安心ください!私も偵察してきます!」
「う、うむ、行ってまいれ……」
「「ぎゃーーーー!!」」
王様ブラウニーは塔の中で震え上がっていた。
外に何があるんだろう……
これ、戦いに行くよりもずっと怖い……
王様って大変だ!

家来ブラウニーたちよ、今まで苦労をかけた。
今、我らの放浪の旅は終わった。
我らは今後、このロードと共にゆく。
このロードは恐らく、将来立派な城を築くであろう。
見よ、この凜々しき真紅の瞳を。
この、決意にひきしまった表情……を?
うわっ、何をする……
こ、こら、何がかわいいだ、頬ずりするのをやめんか〜!


余談
ブラウニーについては「ブラウニー FT」の余談を参照。

「キング・プラウン」としてlov3に登場した。
キング・プラウンが種族名か個人名かは謎。

サヴァスロでは、城に住み着いた家ブラウニー(=槍ブラウニー)が「王様ブラウニー」「家来ブラウニー」と役割を演じ、
王様ブラウニーが倒れたら「影武者が倒れた」“ということにして”、新たな王様ブラウニーが立つ仕組みらしい。
王城を追われた、新しい人間の王は怖い、ということだが、アークレックに住んでいたのだろうか。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

当Wikiの見方・注意点

データ集

カード

コラボカード

フレーバーテキスト

カードテキスト

メンバーのみ編集できます